数年前、北海道に一人暮らししていて当時78歳だった母に、
iPadを買ってあげました。
母は携帯電話を持っていましたが、
高齢者用の操作が簡単なガラケーでした。
そうです。母は機械に弱い普通のおばあさんでした。
でも母は、息子が買ってくれたことに喜んで、
私から使い方を真剣に教わりました。
私は母に、最小限の操作方法だけを教え、
母が使うと思われるアプリだけを入れて、
東京に帰って来ました。
数日後、私のiPadが鳴りました。
見ると、母からFaceTimeのリクエストでした。
応答すると、
「孫たちの顔を見たくなったからかけてみた」
と言われました。
私は北海道で、FaceTimeの使い方を教えましたが、その時は、
まさか自分からかけてくるとは思わなかったので、
かかって来た時の応答の仕方を中心に教えました。
自分からかける方法は、おざなり程度にしか教えなかったのです。
でも母はかけてきました。
母はたぶん、繋がるまで試行錯誤を繰り返したんじゃないかと思います。
しかし母は、
”孫たちと顔を見ながら話しがしたい”
という思いがあって、iPadを操作して、思いを達成したのです。
それまで私は、iPadは、誰でも簡単に使えるものだと言ってはいましたが、
「所詮機械なんだから、高齢者用がまともに使うなんて無理だろう。」
って心の片隅で思っていました。
でも、この一件があってから、私のiPadに対する考えが変わりました。
”やりたいと思う気持ちがあれば、iPadは叶えてくれる”
のです。
あなたはこれまでパソコンやiPadで、
「こんなことがやりたい」
と思ったのに、
できなくて、悔しい思いをしたことありませんか?
でもそれって、
もっとパソコンやiPadのことを知っていれば、
できたかもしれないと思いませんか?
機械はただの道具です。
道具は正しい使い方を知らないと
その効果を発揮してくれません。
私はあなたに、iPadという道具を使って、
「やりたいこと」
を達成して欲しいので、
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